2021.12.27

年末時期に「ふるさと納税=地域への応援」を広げるーーPower of Choice projectを開始 

ふるさと納税の関心が最も高まる12月。ふるさとチョイスは、新型コロナウイルスで影響を受けた生産者・事業者を支援するプロジェクト「Power of Choice project ~私たちの選択が地域事業者の力になる。~」を開始しました。

(11月某日・赤坂で記者会見を実施し、プロジェクトの告知を行った)

目次

・寄付金額の0.5%相当を生産者・事業者に寄付
・コロナ禍で新たな挑戦が地域で続々と
 「日本酒ガトーショコラ」で地元素材の魅力を発信
  兵庫県三木市 KAKERI 徳沢さん・魚住さん
 ピンチに瀕した「青パパイヤ」を健康茶に
  山口県平生町 亜細亜物産株式会社 重富さん
・この時期に、ふるさと納税制度の本来の意義を伝える

| 寄付金額の0.5%相当を生産者・事業者に寄付

本プロジェクトでは、2021年11月24日~12月31日の期間中に寄付金額の0.5%相当(上限5000万円)を、コロナ禍の影響を受けながらも新たな挑戦を行う事業者や生産者に支援金として届けます。

(寄付者の「プロジェクトに賛同する」という意思を大切にするため、あえてエントリーする工程を設ける)

プロジェクトにエントリーしていただいた寄付者には、ふるさとチョイスの新オリジナルキャラクター「チョイタ」のNFTアートをプレゼントします。NFTアートとは、コピーや改変ができない絵画のような一点もののデータのことで、昨今注目を集めています。

(チョイタは、日本の里山を連想させる「タヌキ」をイメージしている)

日本中の「ふるさと」に化けるチョイタ。今回、47都道府県の「ふるさと」に化けた47種類のチョイタを用意しました。寄付者は好きな都道府県のチョイタを選ぶことができます。

| コロナ禍で新たな挑戦が地域で続々と

記者会見では、コロナ禍で新たな挑戦を始めた2つの事業者がオンラインで登壇しました。

「日本酒ガトーショコラ」で地元素材の魅力を発信
兵庫県三木市 KAKERI 徳沢さん・魚住さん

(「日本酒ガトーショコラ」を見せながら現在の想いを伝えた)

兵庫県三木市は、酒米の最高峰として名高い「山田錦」の産地で有名です。しかし、コロナ禍で飲食店が営業を自粛し、日本酒の消費量は激減。それに伴い、今年の山田錦の生産量は過去最少の約1万トンにまで落ち込みました。

そんな中、地元の酒造や生産農家を応援したいという想いから、プログラマーの徳沢さんとパティシエの魚住さんが立ち上がります。130年以上の歴史を持つ稲見酒造とコラボし、約3か月で「日本酒ガトーショコラ」を完成させました。

クラウドファンディングでの先行発売やSNSでの発信、そしてふるさとチョイスの「地域応援プロジェクト」にも参加。「日本酒ガトーショコラ」は、現在関西を中心に販売され、その人気は広がりつつあります。

▼徳沢さん・魚住さんの声

コロナ禍でアルコールへの自粛ムードが強かったり、試食試飲イベントができなかったりと、「日本酒ガトーショコラ」の販売活動が制限される点には苦労しました。

しかし、最近は少しずつ商品が知られるようになり、期間限定で百貨店やショッピングモールでの出店ができるようになりました。出店のたびに人件費や移動費の負担がありますが、ふるさと納税の寄付金を活用しており、非常に助かっております。

「日本酒ガトーショコラ」を食べた若いお客様からは、「日本酒にはあまり関心がなかったけど、こんなに美味しいとは思わなかった」「今度、日本酒を飲んでみます」といった声をいただきました。

若い人は日本酒を飲まなくなったという声も聞こえてくる中、微力ながらも少しずつアピールができていると実感しています。

各地で出店していく中で、新しいお客様と出会ったり、地元の素材や商品に興味を持ってくれる方が少しずつ出てきています。これも、ふるさと納税で寄付をしてくださる皆様のおかげです。寄付をいただく立場になり、改めてふるさと納税が地域の活性化や認知度のアップに繋がることを実感できました。

私たちは、コラボ先の酒造さんのように日本酒は作れませんが、今後も「スイーツ」という側面から地元素材や製品の良さを伝えていきます。引き続き、地元やコラボ先の地域が盛り上がっていくよう活動を続けていきますので、応援よろしくお願いします。

関連リンク:コロナに立ち向かう地域応援プロジェクト KAKERI

ピンチに瀕した「青パパイヤ」を健康茶に
山口県平生町 亜細亜物産株式会社 重富さん

(重富さんはUターンをしたことで、地元の魅力に気づけたのだそう)

2020年、スーパーフードである「青パパイヤ」の青果販売を開始した亜細亜物産。インバウンド需要がある大型店舗で販売する予定でしたが、コロナ禍でそれが途絶え、販売数が伸び悩みました。

そこで、栄養管理士の資格を持つ重富さんは、青パパイヤを使用した「ほうじ茶」の開発に乗り出します。豊富な栄養価を含むパパイヤの葉をいかし、「毎日飲める健康茶」をコンセプトに作り上げました。

地域応援プロジェクト」に参加し、メディアでも数多く取り上げられ、現在は県内の専門店で販売しはじめています。今後も新たな健康食品の開発を進めていきます。

▼重富さんの声

弊社では、4年前より医療関連事業から事業内容を一新し、「食」から健康を支える企業へと大きく舵を切りました。その中で、新たに青パパイヤの栽培を開始。3年前より試験栽培を行い、昨年から本格的にお野菜としての出荷、加工品の販売を始めました。

しかしコロナ禍と重なり、試飲や試食の禁止、イベントのキャンセルなどにより、国内ではまだなじみのない「青パパイヤ」を広めることが困難になってしまいました。

そこで開発されたのが、「パパイヤリーフティー」です。農薬や化学肥料を使わずに栽培された青パパイヤ葉を、丁寧に手摘み・焙煎しました。ほのかな甘みとほどよい苦み、リラックスできる香りが特徴の健康茶です。

ふるさと納税によって弊社の取り組みや、山口県平生町について多くの方に知っもらえることが、何よりもありがたく感じています。私たちの挑戦や活動を応援してくださる、寄付者様からのコメントにも支えられています。

皆様からのご支援は、弊社のみならず平生町のみんなが元気になることに繋がります。これから待ち望んだ日常は必ず戻ってくると信じていますので、ぜひ平生町にも遊びにきてください。

関連リンク:コロナに立ち向かう地域応援プロジェクト 亜細亜物産株式会社

| この時期に、ふるさと納税制度の本来の意義を伝える

(代表の川村社長)

2020年3月、ふるさとチョイスはコロナ禍で学校休業の影響をうけた、給食納品事業者への支援をいち早く開始しました。そして、現在までさまざまな事業者・生産者への支援を行ってきました。

ふるさと納税は、本来「地域のために寄付をする」制度です。しかし、自治体間の返礼品競争が激化するなか、どうしても「お礼の品をもらう仕組み」という認識が広まっています。ふるさと納税の関心が高まるこの時期に、今回のプロジェクトを通し、改めてふるさと納税制度の意義を伝えていきます。

会見の最後に、川村社長はこう話しました。
「寄付金額は今年も伸びている。しかし、正直言って何をやっても満足いく状態にはならない。持続可能な地域をつくるために、飽くなき挑戦を続けていきたい」

今後も私たちは、地域の事業者・生産者のウィズコロナ/ポストコロナに向けた挑戦を支援し、ふるさと納税のプラットフォーマーとして、ふるさと納税制度の趣旨に基づく社会的責任を果たしていきます。

<関連ページ>
・ふるさとチョイスサイト Power of Choice project(パワーオブチョイスプロジェクト)ページ
・プレスリリース「ふるさとチョイス、新型コロナで影響受けた地域の事業者や生産者支援を強化ウィズ・ポストコロナに向けた挑戦を応援する『Power of Choice project』を開始」
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