2023.02.07

【鳥取銀行×トラストバンク】大雪で飛行機引き返し、急遽オンライン記者発表…それでも成功裏に終えられた理由

(左)鳥取銀行の入江代表取締役頭取と(右)トラストバンク川村代表取締役

トラストバンクは1月26日、株式会社鳥取銀行と地方創生の推進に関する協定を締結し、同日記者会見を行いました。記者会見には、鳥取銀行の入江到・代表取締役頭取と、トラストバンク代表取締役の川村憲一が出席し、今回の協定にかける想いや意義について熱く語りました。
鳥取県内がさらに自立した持続可能な地域になっていくために、今回の協定では、鳥取銀行とトラストバンクが一丸となって自治体と事業者の協力を推進していくことを取り決めました。直近では、トラストバンクが今年中にローンチする新たなEC事業での連携の意味合いも強いですが、その他にも互いのアセットを生かしあってさまざまな地域の課題解決に取り組む予定です。
そこで、トラストバンク側で今回の協定締結をリードした、ふるさとチョイス事業本部 業戦略統括部 サービスプロデュース部の縞谷悠介さん・菅慎太郎さんに舞台裏を伺いました。



Q 鳥取銀行さんとの協定締結に向けて、お二人とも長期間の準備を重ねてこられたと思います。無事協定締結した今の心境を教えてください。

縞谷:まずは、無事締結式が行われたことにひと安心しました。ちょうど締結式前後が、全国的な大寒波の襲来で、日本海側を中心に豪雪で飛行機の遅延、欠航が相次いでいました。代表取締役の川村さんも前日入りする予定が鳥取空港上空で着陸できずに羽田へ引き返し。翌朝も振り替えで再度チャレンジしましたが、またしても羽田へ戻ることになってしまい、急遽、オンラインでの締結式となり、当日の式まで冷や汗ものでした。

締結式前日の鳥取空港の様子

Q イレギュラーな記者発表体制となり、広報としてもヒヤヒヤしました…!ですが当日、川村さんはオンラインでの出席でも非常にスムーズな配信体制でしたね。今回の協定について伺いますが、改めて取り組みの意義を教えてください。

縞谷:今回、地方銀行との「地方創生」による取り組みを推進すべく、協定書を締結しました。これにより、これまでトラストバンクが大切にしてきた「地域の経済循環」の実現に向けて、鳥取県内において地域パートナーができたことになります。

:地方銀行は、自治体だけにとどまらず、地域の事業者とも日々接点を持ち、経済の”血液”ともいわれるお金の流れと信用創造を担っています。こうした経済基盤を持ち地域に密着しているパートナーとともに、トラストバンクの想いを実現していくことは、より具体的に事業推進を進めていくうえで心強い推進力となっていくものと考えています。

縞谷:まずは、現在準備を進めている「めいぶつチョイス(EC)」について、地域の事業者に販路拡大の支援策として出店のご紹介をいただくことや、自治体とともに、地域での出店説明会などを推進していく予定です。


Q 地銀との協業で、またトラストバンクが目指す世界が実現に近づいたと思うとわくわくしますね!ところで今回の協定締結のきっかけは何だったのでしょうか。

:約半年前より、ECチームに参画し、MD(マーチャンダイジング)や出店における事業者の推進、自治体との連携を進める役割を担ってきました。私自身がこれまで、ナショナルブランドから地域特産品まで、商品開発の専門家として20年以上の経験と人的ネットワークがあり、鳥取銀行の地方創生アドバイザーを委嘱されていることから、今回の接点と提携を進める引き合わせがあり、締結に至ったものです。


Q 記者会見でも川村さんから、菅さんが両者を引き合わせたという発言がありましたね。その中で、取り組みを進めるに当たって壁になったことはありましたか。

縞谷:めいぶつチョイス(EC)が現在立ち上げの中で、まずはグランドオープンに向けてシステムやルールなど準備を進めながら、今後の展開におけるパートナーとしての関係構築など並行して進めることは簡単ではなく、ECチーム一丸となって、協力、役割分担をしながら推進しました。
菅さんは、総務省などの省庁との折衝から地方自治体の入札、補助金施策まで幅広く公共事業に携わった経験があるんです。また、全国の地銀から審議委員や6次産業化などのコンサルタントとして派遣されたり、講演会などを経験したりしていることもあり、この事業領域に長けています。必要な手続きやリスク、逐次発生する事案に随時対処し、リアル開催が危ぶまれることに備えてBCPを策定していたので、当日の記者発表に関してもスムーズにオンライン開催への切り替え対応ができたと思っています。

:とはいえ、やはり10年振りと言われる寒気の影響による降雪と欠航によって、川村さんだけでなく、広報チームの現地入りも遅れる事態となり、当日までひやひやモノでしたね。

降雪に伴うBCP資料。しっかり準備しスムーズな記者発表を実現

Q 最後に、これからのEC事業の計画を教えてください!!

縞谷:めいぶつチョイス(EC)はまさにこれからのサービスです。これまでのふるさとチョイス(個人版ふるさと納税)によって、地域の「稼ぐ」というベクトルを作ってきたことに加え、ECをスタートさせることで、さらにこの流れを太く、継続的なものにし、地域の経済循環を確固たるものにしていきたいと考えています。
また、ECだけでなく、GCFや地域電力、チョイスPayなど、他のトラストバンクのサービスについても、連携、紹介を通して、「トラストバンクの存在感」を地域に根付かせ、私たちが目指す「自立した地域経済」の実現に向けて、取り組んでいきたいと考えています。
今後、他の地域でも地銀含む地域パートナーと連携を進めていく予定です。ECだけでなく、トラストバンクが地域に果たすことのできる役割を着実なものにしていくため、社内外と連携しながら、TBvalueを体現するチームでありたいと考えています。


★鳥取銀行×トラストバンクのプレスリリースはこちら!
https://www.trustbank.co.jp/newsroom/newsrelease/press595/

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