トラストバンクには学生のインターンもいます。筆者も広報渉外部に所属する大学4年のインターンです。ところで、アルバイトとインターンシップは何が違うのでしょうか?
働いてお金をもらう点ではどちらも同じ。私が思うに、インターンシップはより実務的な就業体験をすることができます。決められた作業をするだけでなく、自分の頭で考えながら成果を出していくのです。
では、トラストバンクのインターンはどんなことをしているのでしょうか?
※記事は3月に執筆しました。
まずは筆者について。私は今山和々子といいます。
大学ではスポーツ新聞のサークルに所属し、体育会部活の試合を取材して記事を書いていました。ゼミはジャーナリズムを学び、卒業制作で「ガバメントクラウドファンディング」をテーマにトラストバンクに取材したのがインターンのきっかけです。春から社会人です。
私の仕事は、まさにここ「TBbase」に記事を書くことです。
「TBbase」は昨年10月にオープンしたオウンドメディアで、トラストバンクの「地域共創」の価値観を人や活動を通して伝えていきます。コーポレート、ソーシャル、ローカル、デジタルの4カテゴリーで情報を発信しています。
私の書く記事は、大きく二種類あります。
一つは、依頼されて書く記事。プレスリリースやイベントをもとに「今こうした活動に取り組んでいる」、「このデータからこんなことが分かった」といった内容が基本です。いかにわかりやすく簡潔に、的確に伝えるかを考えるのが面白いです。
もう一つは、自分で企画して書く記事。トラストバンクの視点に立って、書きたい内容や伝えたいメッセージをインターン側から提案するものです。企画を考えるのがとにかく楽しいです。必要に応じて取材をするので、インタビュースキルが上がります。
どちらの記事も、広報渉外部のメンターに提出して必ずフィードバックをもらいます。指摘された点を考えて修正し、チェック、フィードバック…を2、3回。ようやく記事が完成して「TBbase」に掲載されます。
私はこのフィードバックの時間が本当に大好きです。自分の至らない点を確認するので落ち込むこともありますが、全て納得できる理由があり、アドバイスが添えられています。「悔しい!次はここに気をつけよう」と俄然やる気になります。
ただお金を稼ぐのではなく、頭を鍛えてくれる。スキルを伸ばしてくれる。学生相手でもきちんとアドバイスをもらえることで、認められている心地よさがあります。
では、具体的にどんなスケジュールで働くのでしょうか? ある日を紹介します。
10:00 出勤
基本リモートワークなので出社はしません。パソコンを立ち上げ、会社のスラックに入ります。仕事管理シートで今日のゴールとTODOを決めます。
10:05 朝礼、取材の打ち合わせ
広報渉外部のメンターとZoomで業務の進捗や新たな仕事を確認する時間です。
この日はインタビュー取材が入っていたので、進行などの打ち合わせもしました。
10:30 記事執筆
フィードバックを受けた記事の直しや、未完成の記事の執筆に取り組みます。
12:45-13:30 お昼休憩
仕事は自室で、ご飯はリビングで。場所を変えるとメリハリがつきます。
14:00 メンバーのインタビュー取材
この日はトラストバンクのメンバーに「2021年の抱負」を取材しました。
「メンバー5人に今年の目標をリレーインタビュー 2021年、どんな年にする?」(2021.04.06)
https://www.trustbank.co.jp/tbbase/corporate/tbbase017/
17:00 退勤
仕事管理シートで今日のゴールに対する結果を書きます。どこまで進んだのか、次回は何をやるのかを毎回文字にすることで、仕事内容や頭が整理されます。
広報渉外部のメンターにスラックで声を掛けて退勤。
分からないことや不明点がある際も、随時チャットで聞くことができます。
これは一例なので、執筆のみの日や全社会議に参加する日もあります。
では、他のインターン生はどのようなことをしているのでしょうか?
トラストバンクには、もう一人インターン生がいます。佐々木あさひさんです。この春から大学4年になります。私と同じ広報渉外部です。
佐々木さんとトラストバンクの出会いは、ふるさとチョイスによる地域活性化のストーリー動画「CHOICEEDS(チョイシーズ)」。鹿児島県徳之島町が大好きな佐々木さんは、たまたまYouTubeで徳之島町に寄付者を連れていく企画の動画を見つけました。
動画はこちら▶https://youtu.be/E7clHJHHmKU
どこの会社が主催しているのだろう?と調べて出会ったのがトラストバンク。インターンシップの募集サイトを通じて、昨年2月から働くことになりました。
そんな佐々木さんのお仕事は、主に「ふるさとチョイスブログ」の投稿や、扶桑社のメディア「カラふる-ふるさとニュースマガジン-」に寄稿することです。
佐々木さんの人柄にじむ文章は、言葉のセンスが秀逸ですっと読めてしまいます。
ふるさとチョイスブログには自治体職員リレーブログやチョイス担当者の地域紹介など、地域の情報が詰まっています。初めて知ったという方は、ぜひ読んでみてくださいね。
昨秋から働き始めて半年間。さみしいですが、大学卒業とともにトラストバンクのインターンも卒業します。もともと記事を書くことが好きなので、指導を受け、さらに給料をもらえるのは天国のようでした。
ですが、それだけではありません。私が最も素敵だと思ったのは、「コミュニケーションの時間も大切にする社風」です。
「話してみたい人がいたらいつでも言ってね」。
広報渉外部のメンターがよく口にしていた言葉です。リモート下でメンバーに会えない日々。インターンも例外ではなく、他部署の人となれば話す機会はなかなかありませんでした。
しかし、私は時給制で働いている身です。本来の仕事をせずおしゃべりしていれば怒られるのは当たり前。「君たちの時間にお金を払っているんだから、しっかり働いて」。カフェの店長はアルバイトにいつもそう話していました。
ある日の朝礼で、私は正直に話しました。「時給でお金をもらっているので、人とお話しする時間を設けてもらうのが、なんだか申し訳なくて」。
すると、メンターは「そんなこと、気にしなくていいですよ」と答えました。
「社内のメンバーと話して視野を広げたり、会社を深く知ってもらったりすることも含めて、インターンや仕事の一環です。もしかしたら、それが良い記事となり成果につながるかもしれません。形式は時給インターンですが、それ以前にトラストバンクのメンバーなので」。
そのとき、私は「これがトラストバンクという会社か!」と衝撃を受けました。大学4年間、長期だけでも7つ以上のアルバイトをしてきましたが、そんなことを言われたのは初めてです。感動して、その日、家族にも話しました。
そして実際、希望した方とお話しする機会を設けてくれました。また、お話した相手も、自身の業務の合間に時間を設けて、快く対応してくれました。
もう卒業するので、そこで話を聞いた経験をトラストバンクに直接お返しすることはしばらくできません。そんな私のことも、最後の最後までメンバーとして認め、育ててくれました。
たった半年、されど半年。トラストバンクの一員として働いた経験は、私の誇りです。
トラストバンクは、学生や社会人といった肩書に関係なく、「自立した持続可能な地域をつくる」ビジョンへの共感や地域への熱意、能力・スキルがある人は、みんな同じ「メンバー」として受け入れ、活動しています。
トラストバンクのインターンに関心がある方は、<広報へのお問い合わせフォーム>からお気軽にご連絡くださいね。