4月から新年度が始まりました。心機一転、新たな目標を立てた人もいるのではないでしょうか?トラストバンクのメンバー5人にも2021年の抱負をインタビューしました。今年期待する他部署のメンバーにバトンを渡していきます。
トップバッターは、「LoGoチャット」や「LoGoフォーム」が行政DXの潮流で急成長しているパブリテック事業部から、カスタマーサクセスチームの三成由美さんです。「まずやってみる」を信条に働く姿がとても素敵です。
※所属や肩書、インタビューの内容は2021年3月時点の情報です。
行政専用のネットワーク(LGWAN)で使える「LoGoフォーム」と「LoGoチャット」を扱っています。契約や導入後のサポートだけでなく、自治体さんがツールを有効活用できるように展開の部分もやっています。一貫して、私たちではなく自治体職員のみなさんが主役ということで、「カスタマーサクセスチーム」と呼んでいます。
「あるべきはないべき」です。2019年3月まで島根県奥出雲町という人口1万2千人の小さな町で自治体職員をしていました。「上手くいかないな…」と思うことの連続だったので、公務員のみなさんがより健やかに楽しく、幸せに働ける姿って何なのかなと考えています。
“前例主義”や”あるべき姿”という見えない呪いみたいなものがありました。今までの歴史を踏まえることも大事ですが、今の時代の中で「あるべき」に囚われていると、変化を恐れたり、一番大事なときに踏み出せなかったりします。あるべき姿は、実は思い描いている虚像であって、「あるべきはないべき」なのかなと感じています。
仕事が作業にならず、みんなが自分の頭で思考できる時間を捻出でき、大切なことに時間を使えるようにしたいですね。パブリテックでもそうですし、他の活動でもやっていきたいです。
あると思います。入ったときは驚きましたが、役職でその人を見ない、呼ばないのがすごく良いなと。代表取締役は「川村“さん”」だし、取締役兼パブリテック事業部長も「木澤”さん”」。お互いフラットに意見を言い合い、何かに囚われずに挑戦していく風土があると思います。
「三方良し」をもじって「四方良し」のサービスをしたいと思っています。自分良し、仲間良し、社会良し、そして今の社会が良くなって未来良し。この「四方良し」のサービスなら、当然上手くいくと思っています。誇りをもって仕事できるのが良いと思うので、機軸は自分にありながら、自治体職員さんも良くなり、住民サービスも向上して社会も良くなり、将来的に未来も希望があるような街になるといいですね。
デジタルで応援することに可能性を感じています。デジタルを面倒くさい、よく分からないものが入ってきたと感じるのではなく、デジタルは近くて、仲良くできるものと思ってもらいたいです。仕事が少し楽になったり、面白くなったりするお手伝いをしたいですね。
参考ページ:パブリテックのオウンドメディア「Publitechファン」▶https://publitech.fun/
気づけば働いているほど仕事がとても好きですが、最近はおうち時間が増えたので、料理を楽しんでいます。全国の地方の素材を取り寄せて美味しいごはんを作りたいです。ふるさとチョイスからお礼の品を選んでもらうこともあります。
全国の多くの自治体さんとWEB会議で出会い、「〇〇さんのXX市」と職員さんの名前と自治体名をセットで思い出すことが増えました。なかなか足を運べないので、料理を通じてそれぞれの自治体が1%でも自分のふるさとに思えることをやってみたいです。
北海道のよつ葉バターは美味しかったです。大分の鶏肉でから揚げも作ってみました。今まで奥出雲町産ばかり取り寄せていましたが、今年は全国に広げていきたいです。
三成さんが2人目にバトンタッチしたのは「笑顔が素敵!」な地域ソリューション部北海道エリア担当(※3月時点)の福寿遥香さんです。
※4月からブランド戦略ユニットブランドマネジメントチーム
地域ソリューション部は自治体とトラストバンクを結ぶ部署です。自治体がふるさとチョイスでただ寄付を集めるだけではなく、それぞれの地域が抱える課題を聞き、ふるさとチョイスとしてどんなことを提案できるかといった課題解決のお手伝いをしています。
大きく2つあります。昨年9月に入社し、自治体職員さんと一番密にやり取りする部署になりました。担当エリアの自治体さん、事業者さんと一つでも多く関わりを持てるようにしたいです。トラストバンクが自治体さんにとって、業者ではなく仲間やパートナーのような身近な頼れる存在になっていきたいと思います。
そうなんです。キャンプも好きなので、北海道全土をぐるっと旅行したこともあります。北海道の自治体さんと関わるとき、その地域はどんな地域なのか、美味しいものは何があるのか、共通の話題を持ちながら話すことができます。知っている地域で仕事ができるのはいいですね。
昨年は「ふるさとチョイス大感謝祭オンライン」に参加しました。前年まではイベント会場で開催してましたが、コロナ禍でオンラインになりました。それでも、自治体さんや事業者さん、寄付者さんがつながるのは、こんなにも素晴らしいことだったのかと実感できたんです。
今年は、もっと自治体さんや事業者さんがつながる企画を大感謝祭以外にも考えたいです。最近は音声SNSアプリ「クラブハウス」など、オンラインツールがどんどん出てきています。zoom以外にもできることがあると思うので、企画していきたいです。
トラストバンクに入社前はイベント系の仕事をしてきたので、今までの経験からも、自治体さんや寄付者さんにできることを一つでも二つでも取り組んでいきたいです。
御朱印を集めるのが趣味です。仕事を通じて本州のいくつかの自治体さんと知り合ったので、自治体めぐりをしつつ御朱印集めをしたいですね。実際に行ってみないとわからない地域の魅力があるので、コロナが落ち着いたら色々な地域に足を運びたいと思います。
20か所くらいです。あと20~30か所は集めたいですね。御朱印を集めていくのも楽しいですが、お寺や神社の建物の造形美もすごく好きです。とても静かでリラックスできる雰囲気があるので、よく気分転換しに行きます。
3人目は「みんなの頼れるお姉さん」(福寿さん)のエネルギー事業部の角田明日香さんです。
1年間の育休を経て、昨年8月に復帰しました。地域ソリューション部(旧SVチーム)から異動したので、今年はエネルギー事業部での独り立ちを目標にしています。
ふるさと納税で集まったお金がエネルギー費などでまた地域外に出ていることを知り「地域内からのお金の漏れを防ぎたい!」という思いで異動しました。初めは「kw(キロワット)」と「kwh(キロワットアワー)」の違いも知らない中でしたが、多くの業界用語を理解し、自治体さんの質問や課題に応えられるようになりたいです。
異動したばかりや、一人で担当していて心細いと感じる職員さんもきっといらっしゃいます。私も業界に足を踏み入れたばかりなので、そういった自治体職員さんに寄り添ってお話ができるのではないかと思っています。トラストバンクの強みは「地域のためになっているか」をどこよりも考えていることなので、しっかりお伝えしていきたいですね。
エネルギー事業部には、大きく3つの事業があります。
1つ目は「地域資源発電事業」です。自治体の地産電源の再活用や、地域に眠る未活用エネルギーの開発などをしています。学校や市役所に太陽光パネルと蓄電池を置いて電気代の削減や防災対策につなげたり、自治体の風力発電所を払い下げて自治体の課題を解消しなが電気の地産地消を実現する取り組みもしています。
2つ目は「地域電力設立支援事業」です。自治体の新電力会社の設立を支援し、エネルギーの地域内循環を実現します。補助金申請について相談を受けることもあります。
3つ目は「プラットフォーム事業」です。卒FIT電力を地域に寄付できるサイト「えねちょ」は、新エネルギー財団が主催する「令和2年度新エネ大賞」で「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。
私はすべての事業に関わりながら、自治体のさまざまな課題に応じて提案しています。ふるさとチョイスを担当していたときと同じ会社とは思えないくらい扱うものが違いますね(笑)。
わからないことは部のメンバーに聞くことが多いです。ネットで調べれば何でも出てきて大体の意味は掴めますが、サイトによって用語の定義が違うこともあるんです。
本も何冊か読みましたが、情報が古かったりある一面から見た情報だったりします。エネルギー事業部のメンバーは”電力スペシャリスト”がそろっているので、最新の動向や電力業界あれこれは、ニュースを見ながらメンバーとディスカッションして学んでいます。
今も自治体さんとのやり取りが基本なので、話がしやすいなと感じます。育休前は業務上お話しする機会があまりなかったので、また自治体さんとお話しできるのがとてもうれしいです。今までの経験をもとにコミュニケーションをとっています。
英語で身近な物や動作をどう伝えるのか覚えることです。大学で英語を専攻していたこともあり、1歳と3歳の娘とお散歩しながら「Flowerだね」と言ってみることも。「白い線の中に入って!」と言いたいとき「白線」を英語でどう表現するのか、などと調べながら覚えています。
娘も「I love you,mum.」とか話してくれます。「Do you want to read this book?」と聞くと「read!read!」と。人間ってこうして言葉を覚えるんだ、面白いな…と生き物の観察みたいです。
自分好みのおいしいワインを見つけることです。今までビールや日本酒を飲んでいましたが、授乳が明けてワインを飲みたいなと思い、最近はワインを買っています。「神の雫」というワインの漫画も読んでいます。
ふるさとチョイスでも岡山県井原市の「無添加ワイン」を選んで寄付しました。美味しかったです。飲んでも悪酔いせず、次の日にも残らない。おすすめです!
4人目は、角田さんが「めちゃくちゃ馬力がある!」と話す寄付文化ブランディングチームの荒井聡さんです。
昨年11月に入社したばかりなので、社内の人がどんなことをしているのか把握したうえで、GCF(ガバメントクラウドファンディング)にきちんと還元していきたいです。最終的には、昨年より今年の方がGCFを知っている人が増え、流通金額も上がり、地域課題の解決につながる状態を目指したいです。
GCFのキュレーターの役割で、プロジェクトをやりたい自治体さんに伴走し、立ち上げや広報のサポートを通じて達成を目指します。私は「広域連携ガバメントクラウドファンディング」という広域案件や他の企業とアライアンスを組むなど、大型の企画を担当しています。
前職は人材会社でキャリアコンサルタントとして働いていました。たまたま地方創生の事業に関わることがあり「こういう業界もあるんだな」と興味を持ちました。
社外でも「空き家をスナックする会」という活動に参加しています。地元が調布市の深大寺という観光地ですが、参道じゃない道路は閑散としているんです。そこに廃業したお蕎麦屋さんがあったので、地元の有志で借りてクラウドファンディングでお金を集めて修繕し、飲食店許可を取って、何でもできるイベントスペースにしました。週末も色々な人がイベントをやっていて、僕がキャリアセミナーを開くこともあります。
その経験もあったので、GCFの仕事も取り組みやすかったです。
佐賀県はNPOと連携してさまざまなプロジェクトを立ち上げていますが、3月1日に「小児がんになった子供たちに医療用ウィッグを届けたい」というプロジェクトが立ち上がりました。パルサポートキッズという小児がんのケアをしている事業者さんで、今回は2回目の挑戦です。
本当に良い取り組みをしているので、寄付者の共感度が高いです。全国のロールモデルになるようなプロジェクトなので、しっかりサポートしたいです。あまり知られていない課題でもあり、GCFを通して現状や活動を知ってもらえたら嬉しいです。私も子供がいるので、知っておかないといけないことだなと。
釣りが好きなのでゴールデンウィークに行きたいですね。トラストバンクの仕事に就いたこともありますが、地方に行って釣りをしてみたいです。高知とかいいですね。遊びで地方に行って、仕事に還元できたらいいなと。子供が4人いるので、家族にも色々経験させてあげたいですね。
ラストの5人目!「Nさんがいるときの安心感が半端ない」(荒井さん)という、品質マネジメント部(※3月時点)のN.Sさん(イニシャルで紹介)です。
※4月からデベロップメントデザイン戦略ユニットQAチーム
昨年11月に入りましたが、2月頭に他部署のサポートから所属部署に戻ってきました。これから人間関係を築いて信頼してもらえるようになりたいです。
仕事では、ふるさとチョイスの品質保証を担当します。ふるさとチョイスのサイトが想定通りに動くか、ユーザーが使いやすいかなど、サービスの品質を幅広く担保していきます。直近では、毎月の定期リリースのテストや、使いやすさ、仕様通りかのテストがメインです。・・・実は私、ずっとふるさとチョイスのユーザーだったんです。
ふるさとチョイスを使ったとき、お得感に訴えず、純粋に社会のためというイメージがありました。転職の際にトラストバンクを調べてみたら、チョイスから受けた印象を深堀したビジョンを掲げていたので良いなと(ビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」)。
また、私のフットワークの軽さや責任感が、主体性を大事にするトラストバンクの行動指針「TBvalue」に合っていると思いました。
食べ物の原材料を知りたいと提案しました。娘が生まれてから、口に入れるものの素材を気にするようになりました。アレルギー表示はありますが、それ以外も知りたいです。原材料を表示する項目があったり、原材料の写真を撮って一枚載せてもらったりするといいなと思っています。
英語に触れたいですね。今の情勢だと無理ですが、動けるようになったら海外移住したいです。少しずつできることをと思い、娘と英語の教育番組を見ています。英語が身に付くと仕事の幅が広がったり、英語圏に海外旅行したときに楽しめたりするかなと思っています。
英語を学びたいのはありますが、もう一つは昨今のジェンダーなどによる差別や価値観の違いで、息苦しいことが多いなと感じることがあります。娘が生まれてから特に考えるようになりました。「女の子なのに」「まだ小さいのに」と一人の人ではなくラベリングされてしまうような社会は自分の代までにしたい。誰に対しても個人として接することができる社会がいいですね。
外から日本を見ると違う風に見えたり、フラットな価値観が自分や子供に身に付いたり、娘がのびのびと育ったりするのかなと。そういうことを求めていますね。
冬によく選んで寄付するのは佐賀県太良町の「黒酢みかん」(佐賀県太良町)です。最近の果物は甘くしているものが多いですが、「黒酢みかん」は甘すぎず、適度な酸味もあって美味しいですよ。あとは群馬県片品村のスキー場リフト券&宿泊券を選び、昨年末にスノーボードをしに行きました!
3人目の角田さんのインタビューで「同じ会社なのが面白いくらい扱うサービスが違う」という言葉がありました。確かに、ふるさと納税、パブリテック、エネルギー、地域通貨・・・と、一見ばらばらに見える事業。
そこに共通しているのは「自立した持続可能な地域をつくる」というビジョンです。
トラストバンクにはこのビジョンに共感した色んな背景をもつメンバーが集まっています。
もっとトラストバンクを知りたい方は、社員インタビューなどが載った採用ページを覗いてみてくださいね。
※事業部・肩書などは公開当時のものです