2022.06.01

鹿児島県いちき串木野市とふるさとチョイス、黒豚を育てる農芸高校生と、京都の老舗料亭が共創したお礼の品を開発

寄付金が地域で循環、ふるさと納税使い道の学校から地元の魅力を全国に発信

鹿児島県いちき串木野市(市長:中屋謙治)とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川村憲一、以下「トラストバンク」)は、県立市来農芸高等学校の生徒が育てたブランド豚「金の桜黒豚」を、老舗料亭「下鴨茶寮」(所在地:京都府京都市)の鍋料理に取り入れた新たなふるさと納税のお礼の品を開発し、本日6月1日より申し込みを開始します。

「金の桜黒豚と山科なすの冬瓜鍋」と県立市来農芸高等学校 生物工学科3年生の生徒

本プロジェクトは、地域の事業者や生産者が育てた農林水産物の新たな価値を創出する、産地と連携した品の魅力開発を目的とし、昨年12月に始動しました。第2弾となる今回は、鹿児島産の黒豚と京野菜が融合した「金の桜黒豚と山科なすの冬瓜鍋」です。今回の品は、黒豚を提供するいちき串木野市と下鴨茶寮がある京都市のふるさと納税のお礼の品としてだけでなく、下鴨茶寮のオンラインショップでも販売をします。
  
近年、少子化の影響などにより生徒数は減少、学校運営の維持管理が難しくなっています。こうした状況を受け、市ではふるさと納税の寄付金を小中学校の教育資材・機材の購入費および修繕費、市来農芸高等学校を含む高等学校の学校支援事業の補助の一部に充てるという使い道を策定し、教育機関の安定維持管理を目指しています。

市来農芸高等学校は、農業の振興と発展に貢献する人材を全国に輩出している単独農業高校です。市来農芸高等学校から出荷される「金の桜黒豚」は年間約150頭、極力抗生物質などは使わずストレスフリーな飼育を心掛け大切に育てられています。また乳酸と甘藷を豊富に使用した飼料配合で、良質な脂と柔らかな肉の食感が特徴で、口に含むとしっかりとした甘みと旨味が堪能できます。

本取り組みでは、各産地が単独では実現が難しかった品を発掘し、新たな価値を創造し魅力開発することを目的としています。創業166年の下鴨茶寮の調理技術や全国にファンを持つブランド力と、ふるさとチョイスが持つ全国各地の事業者・生産者とのこれまで培った繋がりを活かした取り組みです。ふるさと納税を活用し、地域のストーリーが込められた新たな品を開発することで、地域の事業者や生産者が大切に育てた農林水産物を、地域の新たな特産品に育て、未来へ繋いでいきます。

京料理の心髄を継承し続けてきた下鴨茶寮は、季節の野菜と日本国内の旬の食材を使い料亭の味をご家庭でも楽しめるよう料亭鍋を開発し、京の食文化や地域の美味しい食材の情報発信を行ってきました。ふるさとチョイスは、コロナの影響を受ける事業者・生産者の旬を迎える高品質な原材料を発掘し、供給調整を行うことで、事業者・生産者の支援をしていきます。

【「金の桜黒豚と山科なすの冬瓜鍋」特設ページ】https://www.furusato-tax.jp/feature/a/collab_shimogamo_02

株式会社下鴨茶寮のコメント
「今回は、鹿児島県いちき串木野市にある県立市来農芸高等学校の高校生が育てている『金の桜黒豚』の魅力をどうすれば伝えられるか、また京の味と技をどのように表現するかを考え、試行錯誤の上誕生しました。素材の『金の桜黒豚』を育てている高校生に話を伺うために現地を訪ねた際、自然豊かな土地はもちろん、校内に入ると学んでいる生徒全員がすれ違うたびに笑顔で元気よく挨拶をしてくださり、『あぁ、こういった地域と学校で学んでいる生徒が育てている黒豚は美味しいに決まっている』と思いました。実際に話を伺うと、分娩から肥育までを一貫して育てていること、飼料の配合を動物福祉の観点、衛生面など、様々なこだわりや大変さを感じました。愛情をたっぷり注いで育てた黒豚を『全国にもっと広めたい』という思いに、今回の品が少しでも力になれば幸いです。」

 □■  プロジェクト概要 ■□
◆寄付金額:44,000円~
◆お礼の品:いちき串木野市×京都市のコラボ返礼品「金の桜黒豚と山科なすの冬瓜鍋」(ふるさとチョイス限定)
◆ 提供事業者: エーエフ企画(いちき串木野市)、下鴨茶寮(京都市)
◆寄付申し込み自治体:鹿児島県いちき串木野市、京都府京都市
◆ふるさとチョイスお礼の品ページ:
【いちき串木野市】https://www.furusato-tax.jp/product/detail/46219/5438418
【京都市】https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26100/5424218

鹿児島県いちき串木野市について
平成17年(2005年)10月11日に、串木野市と日置郡市来町が合併して誕生。日本三大砂丘の一つである吹上浜の北端に位置し、東シナ海と山々に囲まれた自然豊かなまちです。「さつま揚げ」、「ちりめん」、「まぐろ」、「焼酎」、「ぽんかん」などの特産品に恵まれ、食の豊かさを生かし「食のまち」として、まちづくりを進めています。

株式会社下鴨茶寮について
創業安政3(1856)年。世界文化遺産に指定される下鴨神社の直ぐ傍で、「京料理・茶懐石」の暖簾を掲げる料亭。時代に合わせ変わるものと変わらないものを見極めながら、長きにわたり積み上げてきた京料理の伝統と技を礎に、京都独自の文化や美意識をお料理やおもてなしの心を通じて、世界中に発信していくことを信条としている。

株式会社トラストバンクについて
ビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」。2012年4月に創業し、同年9月に国内初のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を開設。同サイトの契約自治体は全国9割を超す1600自治体超(21年7月)、お礼の品数は37万点超(21年7月)の国内最大のふるさと納税サイトに成長。18年11月東証プライム市場の株式会社チェンジとグループ化し、パブリテック事業に参入。19年9月行政専用ビジネスチャット「LoGoチャット」、20年3月行政手続きデジタル化ツール「LoGoフォーム」をリリース。そのほか、地域経済循環を促す地域通貨事業や、再生可能エネルギーの地産地消を進めるエネルギー事業も展開。
※契約自治体数No.1(2021年7月時点自社調べ)、お礼の品掲載数No.1(2021年7月JMRO調べ)

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