2022.05.30

地域とともに歩む持続可能なまちづくり ~ 群馬県中之条町の「お礼の電力」に込められた想い ~

2021年11月15日に群馬県中之条町が再開したお礼の品「お礼の電力」。
https://www.trustbank.co.jp/newsroom/newsrelease/press473/
「電力がお礼の品?」と意外に思う方もいるかもしれませんがお礼の電力開始から再開までの道のりには中之条町、株式会社中之条パワー、株式会社V-Powerの様々な思いが込められていました。今回はお礼の電力がどのように中之条町に貢献し、お礼の電力実施にはどのような思いが込められているのかをお伝えします。

目次

|お礼の電力とは?
|お礼の電力が地域に残すもの
・地域の魅力を知り、中之条町全体の取り組みを応援
・エネルギーの地産地消を目指す中之条町の応援
・「持続可能な地域を創る」パートナーに
|「お礼の電力」担当者の方が込めた思い
・中之条町さん
・株式会社中之条パワー山本さん

|お礼の電力とは?

「お礼の電力」とは、ふるさと納税をした寄付者が寄付先の地域電力会社と電力供給の契約を結ぶことで、電力会社から寄付額に対する3割程度の電力を寄付者に届ける内容です。
また、「お礼の電力」は地域で発電された再生可能エネルギーのため、再生可能エネルギーの発展的な活用に貢献ができます。

【中之条町の「お礼の電力」は、町内の自然環境を活かし発電された再生可能エネルギーによって賄われている】

・「お礼の電力」が地域に残すもの
地域の魅力を知り、中之条町全体の取り組みを応援
お礼の品は、元来その地域ならではの魅力や特色を知ってもらうことで地域全体を応援するものです。豊かな森や水、太陽光。それらの自然が中之条町ならではの魅力の一つです。この豊かな自然を知っていただき、「お礼の電力」として寄付をすることでエネルギーを起点にした中之条町全体の取り組みを応援することができます。

・エネルギーの地産地消を目指す中之条町の応援
中之条町は「再生可能エネルギーのまち中之条」としてエネルギーの地産地消に取り組んでいます。「お礼の電力」を通じて再生可能エネルギーの促進を掲げる中之条町、中之条パワーの取り組みを応援できます。

・「持続可能な地域を創る」パートナーに
「お礼の電力」を利用することは、電力の地産地消に向けた中之条町の取り組みを知ってもらうことに留まりません。中之条町の豊富な自然を活かした再生可能エネルギーを利用することで、持続可能な地域を創る取り組みに協力するパートナーになることができます。
実際に「お礼の電力」の寄付者の方からは「『お礼の電力』を利用することで自分も町内で発電された再生可能エネルギーを利用しているんだと実感できた。」という声もいただいているそうです。地域内外に関わらず持続可能な地域をつくる活動に貢献する者同士として確かな結びつきを感じることができるのではないでしょうか。中之条町の取り組みに共感する地域内外の方々、自治体、企業が一緒に持続可能な地域をつくりあげて行くことを目指しています。

|担当者の方の想い

中之条町 担当者様

「お礼の電力」が一旦停止を余儀なくされた際に、お客様から「再開はいつになりそうか?」という問い合わせをいただいていました。
このように「お礼の電力」の復活を望む声がたくさんあった中で、この度無事に「お礼の電力」を再開できたことを担当者として大変喜ばしく思っております。中之条町の電気を首都圏の方にもご利用いただいていると思うと、再生可能エネルギーの推進を掲げる町としても非常にうれしい気持ちです。

中之条パワー山本さん

弊社は再生可能エネルギーを活用した電力の地産地消を目指しております。将来的には再生可能エネルギーを活用し地域のレジリエンス(災害対応力)の向上にも貢献していきます。このような地域の様々な課題解決に取り組む中では、やはり人と人との繋がりが大切になると考えています。弊社が取り組んでいることを知っていただいたうえで、人と人との繋がりを増やす活動として「お礼の電力」を役立たせていただいています。地域新電力会社として「目に見える電力会社」を目指し、地域のお客様の声を直接聞きながら電力の地産地消を進めて行きたいと思います。

群馬県中之条町の「お礼の電力」はこちらからお申込みいただけます。
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/10421/668224

トラストバンクは寄付者の方、全国の自治体や事業者とともに地域の価値を創る「地域共創」を目指しています。今後もこうした持続可能な地域づくりのための取り組みを応援していきます。

次回は、お礼の電力実施にはどのような思いが込められているのか、株式会社V-Power代表取締役の小室正則さんのお話をお伝えします。

(取材執筆=コーポレートコミュニケーション部インターン・井出凛太郎)

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