前編では、半田さんの育休復帰後のリアルな働き方と、「マミーブレイン」との地道な向き合い方についてお届けしました。
後編では、半田さんの活躍を支えるトラストバンクのサポート体制と、ご自身の心構え、そしてこれから育休復帰を迎える方々へのメッセージを深掘りします。
「柔軟な制度」が「パフォーマンス」を生む!トラストバンクの手厚いサポート体制
半田さんの活躍を支えているのは、個人の努力だけではありません。多様な働き方を、柔軟にサポートするための、トラストバンクの制度や体制も大きな力になっていると言います。
【育休中】
人事専任担当による密なサポート
「育休中は人事の方が専任で色々と対応してくださり、お金のことや手続きなど、密にメールで連絡を取ってくださいました。困った時は携帯に電話してくださいとまで言ってくださって、本当に嬉しかったし、ありがたかったです」
【現在】
ベビーシッター割引制度
どこでもwork・いつでもwork
「ベビーシッター割引制度は、いざという時のお守りとして心強いです」
どこでもwork
「フルタイムでの復帰ができたのはこの制度のおかげ。家から5分の場所に保育園があるため、保育園の送り迎えの間の時間をフルで仕事に充てられています」
いつでもwork
「フレックス制度のおかげで、子供の急な体調不良にも柔軟に対応できています。特に保育園の洗礼をもろに受けているので、午前中や夕方の仕事を調整して病院へ駆け込めるのはとてもありがたいです」
これらの制度が、半田さんが「マミーブレイン」と地道に向き合い、戦いながら、フルタイムで活躍できる基盤となっているようでした。また制度に加えて、チームメンバーや上司の理解、そして半田さんの工夫があってこそ、この働き方が実現できていると言えそうです。
「半田さんが描く、女性が活躍する未来」未来を見据えた提言と、自分をご機嫌に保つ秘訣
現在の働き方について「特段、改善してほしい点はない」と語る半田さんですが、会社全体の「女性活躍」については熱い思いを抱いています。
「色々な背景を持って働いている人が多い中で、今回インタビューを受けようと思ったきっかけにもなっていますが、経験を積んだ女性がマネージャー職などで、これまで以上にもっと活躍できるような全体のバランスになっていくと嬉しいと思っています。そうすれば、会社としても、また違う視点やアプローチ、目標が見えてくるだろうなと常々感じています」
そして、育児と仕事の両立において、半田さんが最も大切にしているのは「自分をご機嫌に保つこと」
「家では仕事を、職場では育児を言い訳にしたくない。でも、完璧にはできないですよね。だから、育児や仕事で『やばいな』と思ったら、即座に自分にご褒美や気分転換を与えて、できるだけ楽しみながら取り組めるようにと意識しています」
半田流「ご機嫌」セルフケア術
ドライブは最高の癒し
「何よりもドライブが趣味というか気分転換になるので、まず車を買い替えました。子どもにとっては乗り心地が良いとは言えない車だったので、その辺りもケアしたかったので。子どもが一緒に車に乗っていると、泣いてしまう事も多くて、なかなかリラックスできないので、平日の昼休みなどは、スターバックスのドライブスルーに行って、甘いものを買ってドライブしながら飲むのが至福の時間なんです♪」
オーディオブックでインプット
「本も凄く読みたいのですが、夜は子どもが起きちゃうので電気をつけられません。オーディオブックで、聞きたい本をひたすら聞いています。これもリラックスできるご褒美タイムです」
ワンオペ育児の負担を乗り越え、モチベーションを維持する秘訣は、こうした自分への細やかな「ご褒美」にあるようです。
未来の働くママへ。後悔しないための「戦略的準備」と「心の支え」
最後に、これから育休復期を控えるメンバーの皆様へ、半田さんから実体験に基づいた力強いアドバイスをいただきました。
「出産・育児に関するお金関係の準備は産前に徹底すること!」
手当金や給付金の把握はもちろん、会社への確認や区役所での情報収集は非常に重要だと言います。特に出生後の健康保険証の早期申請など、医療費に関する準備は後々大きく影響すると力説されていました。
(申請すれば、後々還付金で戻ってくるとは言え、お子さんの保険証が間に合わず、保険適用にならない場合は一時的に大きな出費になってしまうので注意が必要)
「役所は情報の宝庫!」
「自治体によって異なりますが、保育園の申請だけでなく、一時預かりなど、活用できる制度がたくさんあります。自分の時間が必要な時にうまくバランスを取れるので、積極的に情報を取りに行ってほしいです。私は産後の気分転換として散歩がてらに良く立ち寄っていました」
「相談できる相手を決めよう!」
「一人で抱え込まず、信頼できる家族や友人に頼ること。これに尽きると思います。心が本当に楽になりますよ。私の場合は母と二人の妹でした」
半田さんの言葉からは、育児と仕事という二つの大きな責任を、決して妥協せず、むしろ楽しみながら両立させようとする情熱と、それを支える会社の制度、そして個人の創意工夫が伝わってきました。
特に「マミーブレイン」との向き合い方は、多くの働くママに勇気を与えることではないでしょうか。
半田さんの育児とお仕事を楽しみながら両立させようとする働き方は、私たちに「育児はキャリアの妨げではない」という力強いメッセージを投げかけてくれます。
半田さん、貴重なお話を本当にありがとうございました!今後のさらなるご活躍を心から応援しています。
半田 智子(はんだ ともこ)
神奈川県川崎市出身 米国州立大学にて観光経済学を専攻。卒業後は外国人向けプロモーションに特化した広告代理店の営業として16年勤務。
海外からの目線を通し、日本の最大の魅力は全国の地域が持つ個性豊かな自然や伝統・文化だと実感する。 魅力的な地域をこれまで以上に支援し続けるには?と考え、2023年トラストバンクに入社。 現在はアライアンスパートナー部のフロント営業を担当。