2023.10.02

新規事業が生まれるアイデアの土壌をつくる――社員有志の「ビジネストレンド勉強会」とは?

目まぐるしい世の中の変化に順応するために、自発的にリスキリングやアップスキリングに取り組むことの重要性が叫ばれている昨今。トラストバンクでも、必要なスキルを自主的に学ぼうという姿勢を持った「自立型人財」の育成に力を入れています。

そしてトラストバンクでは、そのような「自立型」の社員が自主的に開いている勉強会が複数存在します。普段は各業界の第一線で活躍している業務委託の方々と垣根なく一緒に講義をしたり、社員同士のワークショップを行ったり……、様々な形式で全社に向けて開催中。

本記事では、常に変化するビジネス環境に適応し、成長し続けるために、どのような勉強会を行っているのか紹介します。

<ビジネストレンド勉強会(IDEA BANK)>

概要:主にシリコンバレーやグローバルのビジネストレンドを紹介する勉強会

目的:新規事業や既存事業の企画・運営のアイデア出しのヒントを提供するため

形式:
パートナーサービス統括部部長・森杉さん、
同部 パートナープロダクトチーム・佐々木さんの対談形式で
テーマに沿った事例等の解説、参加者との意見交換(オンラインで実施)

開催頻度:毎月開催(2023年6月から)

参加人数:大体30名ほど

ビジネストレンド勉強会を主導するのは、企業間で協業してビジネスを行う「パートナーアライアンス」に関わる全般を担う、パートナーサービス統括部の森杉さんと佐々木さん。

森杉 育生 さん

森杉さんは、外資系の大手ITコンサルティングファームで、海外のテックジャイアントやスタートアップとの投資・事業開発の経験があり、現在は同部の部長としてメンバーをまとめつつパートナーアライアンスを推進しています。

佐々木 大輔 さん

佐々木さんは、名だたる複数のIT企業でプロダクトマネジメントとビジネス開発を手がけてきたのち、現在はWeb3分野のスタートアップ「Tales & Tokens株式会社」の代表を務めていらっしゃいます。トラストバンクでは業務委託としてご参画していただいています。

そんな、まさにビジネストレンドへの感度が高いお二方に、本会が生まれた背景などを伺いました。

アウトプットするにはインプットが必須。そのきっかけになれば。

もともとは、新規事業のアイディアにつなげるために、部署内で行っていたというこの取り組み。せっかくだったら全社に公開してもいいのでは?となり、この勉強会が生まれたとか。その目的について、森杉さんは、以下のように教えてくれました。

事業企画や既存事業の変革を担うみなさまのネタ集めの一助に、という想いで行っています。新規企画・新規事業立ち上げに関わらず、質の良いアウトプットをするにはインプットを継続して行わないと新しい発想が出てこないので、そのきっかけ作りになればいいなと」

一方、佐々木さんは、「もともと最先端のビジネストレンドなどを調べるのが好きなので、半分趣味の延長だったりもします」と、冗談交じりにご回答(笑)。

IDEA BANK #003 職場のなかの“視えないかかわり”から一部抜粋

これまでに4回開催していますが(2023年9月時点)、テーマは毎回、トラストバンクの事業と密接に関わるものばかりです。

「第1回目の『体験コマースとOMO』については、ふるさと納税は普通のECと違う課題感があると思っていて。欲しいものがあるから、というよりは『10万円分税金控除上限額があるから、どこに寄付しよう?』っていうお金の使い方をする人が多いですよね。さらにふるさとチョイスには50万点以上のお礼の品が掲載されており、どこのECにも出店されていない魅力のあるお礼の品もたくさんあるんです。でも人は全く知らないものを50万の商品の中から探し出して選ぶというのはとても難しいです。実際にお礼の品を体験する機会を増やすことで重要で、その課題感を解決できる方法はないかという発想でネタ集めをしました」(森杉さん)

「第2回の『AIとサービス開発』は、世間的なAIの流行や、 IT企業としてAIに関する考え方みたいなのを伝えたいなと。ちなみに勉強会後に作っているポッドキャストは、ジングルやBGM、文字起こしに至るまで全てAIを活用しています」(佐々木さん)

3回目、4回目も「今」のトラストバンクに必要だろうと思われる知識をインプットしてくれるこの勉強会。お二人の所属するパートナーサービス統括部のWinSession(週に達成できたことを共有し称賛、雑談もありの会)でも話題に出ることがあり、そこから事業の企画にも使えそうなアイディアにつながったりも。「ポジティブな効果が出てると感じることはあります」と森杉さんは語ってくれました。

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