2025.08.08

宮城県加美町とふるさとチョイス、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディング®で、650年続く伝統を次の世代へ受け継ぐため、200万円の資金調達を開始

~ 重要無形民俗文化財に指定されている伝統行事「火伏せの虎舞」の山車を復活 ~

宮城県加美町(町長:石山 敬貴、以下「加美町」)と国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する、株式会社トラストバンク(本社:東京都品川区、代表取締役:福留 大士、以下「トラストバンク」)は、本日8月8日(金)、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を通じてクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下「GCF®」)で、650年前から続く伝統行事を次の世代へ受け継ぐため、「火伏せの虎舞」の山車修繕を目的としたプロジェクトを開始します。募集期間は2025年8月8日~10月31日で、目標寄付金額は200万円です。

GCF®で寄付を募る背景
 宮城県加美町中新田地区では、毎年4月29日に、「初午まつり」が開催され、伝統芸能である「火伏せの虎舞」が披露されるほか、花飾りなどで彩られた3台の山車が地元の小学生に引かれ、地区内を練り歩きます。町民はもとより、県内外の多くの方にお越しいただき、町内の一大イベントとして定着しています。
 初午まつりで使用されている山車については、古いもので戦前から使い続けられているものもあり、老朽化が進んでいます。特に、山車の土台部分や舵取りの部分の劣化が激しく、この状態で使用を続けていると祭り開催日に動かせなくなる可能性や、山車自体が崩れてしまい危険性があります。
加美町では、数年前から山車の大規模改修の費用を確保する取組として、祭りを見に来てくださった方や、地元の住民の皆様への募金や寄付を呼びかけてきましたが、目標金額まではまだ遠い道のりとなっています。
 そこで、伝統ある初午まつりの形を崩さずに次世代に継承するために、山車の修繕費用としてGCF®の仕組みを活用することとしました。
 
寄付金の使い道
 皆様からいただいた寄付は、祭りに欠かせない3台の山車の修繕費として活用します。
 
【宮城県加美町】町長のコメント
 加美町中新田地区には、宮城県の重要無形民俗文化財に指定されている、「火伏せの虎舞」という伝統行事があります。650年以上前から続く防火を願う行事として毎年4月29日に行われ、当日は3台の山車が町内をねり歩き、各所で虎の勇壮な舞が繰り広げられるなど、町内外から4万人を超える多くの見物客で賑わう、町内で最も大きなイベントです。
 古くは戦前から受け継がれている山車ですが、木造のため、割れや腐敗により手直ししながら使用しておりました。3台ある山車の全てが同じような状態であるため、しっかりと修繕し、次の世代へ受け継いでいきたいという思いがございます。
 修繕には高額な費用を要するため、加美町出身の方々、加美町にお心をお寄せ下さっている方々のご協力を得て、火伏せの虎舞に欠かせない山車を生き返らせることができないかと、今回のプロジェクトを立ち上げました。
 何卒、ご協力の段、よろしくお願い申し上げます。
 
使い道に共感しふるさと納税を利用して行うクラウドファンディング®
 GCF®は、“使い道”から寄付を募るふるさと納税のクラウドファンディングです。自治体は地域課題と解決策を広く発信し、共感を得ることで寄付を集めます。寄付者が地域課題を知るきっかけになるとともに、より具体的な寄付金の使い道を選択することができます。プロジェクトを応援する気持ちで寄付するため、地域に継続して関心を持つことにつながります。地域のファンを創出し、地域の関係・交流人口を増やす効果も期待されます。
 GCF®は、2013年9月にトラストバンクが提供した仕組みです。プロジェクト数や活用自治体数も年々増加しており、2025年7月時点で寄付総額222 億円を突破し、約3,760プロジェクトが実施されました。
※ガバメントクラウドファンディング®およびGCF®は、株式会社トラストバンクの登録商標です
 
  
                        □■ プロジェクトの概要 ■□
 
プロジェクト名: 650年前から続く伝統を次の世代へ!「火伏せの虎舞」山車復活プロジェクト
寄付受付サイト: ふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング®」(運営:株式会社トラストバンク)
目標金額: 200万円
募集期間: 2025年8月8日~2025年10月31日(85日間)
寄付金の使い道: 火伏せの虎舞山車の修繕費用として
プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/4517
※ 募集期間は、延長の場合がございます。
 
 
宮城県加美町https://www.town.kami.miyagi.jp/
加美町(かみまち)は、宮城県北西部に位置し、面積は約461k㎡、県内でも有数の面積を有しています。秀峰薬莱山と鳴瀬川の清流により育まれた加美町は、どこか懐かしい里山風景が広がり、子供から大人まで楽しめる様々なアウトドアスポーツや、歴史的価値のある貴重な文化、古墳や遺跡があります。
 
 
ガバメントクラウドファンディング®(GCF®)とは( https://www.furusato-tax.jp/gcf/
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄付金と使い道、寄付金を集める期間などを提示して広く資金を調達する。寄付者は自らの意思で寄付金の使い道を選ぶことができる。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。

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