2022.08.01

奈良県桜井市とふるさとチョイス、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディング®で、桜井市の玄関口「桜井駅前」活性化のため200万円の資金調達を開始

地域課題解決の資金をふるさと納税で募る「ガバメントクラウドファンディング®」を活用

奈良県桜井市(市長:松井正剛)と国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp/ )を企画・運営する、株式会社トラストバンク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川村憲一、以下「トラストバンク」)は、本日8月1日トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を通じてクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下「GCF®」)で、桜井駅前の活性化を目的としたプロジェクトを開始します。募集期間は2022年8月1日~10月31日で、目標寄付金額は200万円です。


GCF®で寄付を募る背景
JRと近鉄線が通り、市の玄関口である桜井駅ですが、都市の郊外化、人口減少により駅周辺地区のスポンジ化が顕在し、活力が徐々に低下。奈良県中南和地域の観光地における玄関口としてのポテンシャルを活かしきれていないことが課題となっています。この課題解決のため、2011年度より桜井市本町通・周辺まちづくり協議会が生まれ、有志によるまちづくりが進められてきました。
2019年、第1弾(注1)のGCF®プロジェクトを皮切りに、2020年に第2弾(注2)、2021年に第3弾(注3)として寄付を募り、総額850万円を超える寄付が集まりました。この寄付金を活用し、第1弾では大型LEDビジョンを設置し、鮮明な映像により駅前を明るくするだけでなく、桜井の訪問者や市民に、万葉集に因んだ桜井市の観光名所や自然風景、イベントや行政情報をタイムリーに伝えています。また、第2弾、第3弾では駅前広場の「まちと人をつなげる賑わいの場」としての活用を目指し、駅前マルシェ開催時等に活用できる木製移動屋台と木製プランターの製作、統一感のある木製ベンチを設置し、市民や桜井の訪問者に利用していただいています。

本日より開始する第4弾の寄付金は、駅前および周辺の集客、周遊を喚起する、木製大型観光案内看板と、桜井駅南口に統一感のある誘導案内標識を製作・設置することに活用します。
(注1)第1弾プロジェクトhttps://www.furusato-tax.jp/gcf/628(注2)第2弾プロジェクトhttps://www.furusato-tax.jp/gcf/920 (注3)第3弾プロジェクトhttps://www.furusato-tax.jp/gcf/1267
 
寄付金の使い道
木製大型観光案内看板、および案内誘導標識の製作・設置のほか、大型LEDビジョン『さくらビジョン』用案内コンテンツ作成費、観光用デジタルマップの企画に活用させていただきます。
 
桜井市観光まちづくり課のコメント
「まちを盛り上げるためには、行政だけでなく地元の方々と一丸となってまちづくりに取り組んでいくことが重要だと考えています。その先に、大勢の方々が桜井市を訪れて、さらなる盛り上がりにつながっていく未来があると信じております。第4弾である今回のGCFの取り組みにより、桜井市の玄関口である桜井駅前をさらに活気づけていきたいと考えていますので、皆さまのご支援をお願いします。」
 使い道に共感しふるさと納税を利用して行うクラウドファンディング
今回、桜井市が取り組むGCF®は、“使い道”から寄付を募るふるさと納税のクラウドファンディングです。自治体は地域課題と解決策を広く発信し、共感を得ることで寄付を集めます。一方、寄付者は地域支援の想いで寄付をするため、交流・関係人口にもつながる仕組みとして注目されています。プロジェクト数も年々増えており、2019年6月の法改正でGCFへの関心はさらに高まっています。
GCF®は、2013年9月にトラストバンクが提供した仕組みです。2022年3月時点で寄付総額110億円を突破し、約1400プロジェクトが実施されました。
※ガバメントクラウドファンディング®およびGCF®は、株式会社トラストバンクの登録商標です。
 
□■ プロジェクトの概要 ■□

◆ プロジェクト名: 【第4弾】令和の時代に万葉集発燿の地である桜井のまちを再び輝かせたい!
◆ 寄付受付サイト: ふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング®」(運営:株式会社トラストバンク)
◆ 目標金額: 200万円
◆ 募集期間: 2022年8月1日~2022年10月31日(92日間)
◆ 寄付金の使い道:木製の大型観光案内看板、桜井駅南口の誘導案内標識の製作・設置
◆ プロジェクトURL: https://www.furusato-tax.jp/gcf/1735
※ 募集期間は、延長の場合がございます。
 
桜井市のふるさと納税の取り組みについて
桜井市では、「卑弥呼の里・桜井ふるさと寄附金」を設置し、邪馬台国のロマンに心魅かれる方や、桜井市を応援する方からの寄付を募っています。ふるさと納税でいただいた寄付金は、纒向遺跡の調査研究、保存活用などに関する事業をはじめ、さまざまな事業に活用しています。
 
桜井まちづくり株式会社とは
桜井駅周辺地区が抱える課題は、郊外への大規模量販店やショッピングモールの進出、地場産業の一つである木材産業の衰退、商店主の高齢化や後継者不足に伴う廃業などがあります。これらによって大きく衰退し、文字通りシャッター商店街の状態となったため、この街をどうにかしたいという強い想いで商店街店主や周辺地域の住民が結集し、桜井本町通・周辺まちづくり協議会を2011年に発足しました。これまでワークショップを重ね、桜井駅南口エリア将来ビジョンづくりを行った結果、ビジョン実現に向けて統合的に立案、計画し、実行していく組織が不可欠であるとの機運が高まったため、2016年6月に桜井まちづくり株式会社を設立しました。同年9月に都市再生推進法人として桜井市の指定を受け、桜井駅周辺地区のまちづくりを推進しています。
 
ガバメントクラウドファンディング®(GCF®)とは
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄付金と使い道、寄付金を集める期間などを提示して広く資金を調達する。寄付者は自らの意思で寄付金の使い道を選ぶことができる「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。
※「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング®」サイト: https://www.furusato-tax.jp/gcf/

株式会社トラストバンク( https://www.trustbank.co.jp/ )
ビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」。2012年4月に創業し、同年9月に国内初のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を開設。同サイトの契約自治体は全国9割を超す1600自治体超(21年7月)、お礼の品数は37万点超(21年7月)の国内最大のふるさと納税サイトに成長。18年11月東証プライム市場の株式会社チェンジとグループ化し、パブリテック事業に参入。19年9月行政専用ビジネスチャット「LoGoチャット」、20年3月行政手続きデジタル化ツール「LoGoフォーム」をリリース。そのほか、地域経済循環を促す地域通貨事業や、再生可能エネルギーの地産地消を進めるエネルギー事業も展開。
※契約自治体数No.1(2021年7月時点自社調べ)、お礼の品掲載数No.1(2021年7月JMRO調べ)

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