2020.12.08

ふるさとチョイス、ふるさと納税を通じて
コロナ禍の帰省自粛で苦しむ学生たちに支援物資を届ける
「帰省困難学生支援プロジェクト」を開始

~ 地域課題解決の資金をふるさと納税で募る「ガバメントクラウドファンディング®」を活用 ~

ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:川村憲一、以下「トラストバンク」)は12月8日、トラストバンクが提供する、クラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下「GCF」)にて、新型コロナウイルス禍の帰省自粛で苦しむ学生たちに支援物資を届ける「帰省困難学生支援プロジェクト」を開始しました。同プロジェクトでは、帰省自粛をしている学生を支援するための寄付を募る特設ページを開設します。

本日から山口県田布施町、鳥取県大山町の事業を開始し、今後、全国自治体に参加を呼びかけます。

本プロジェクトでは、ふるさと納税を通じて、親元を離れて生活している学生に地元の特産品など“温かい”支援物資を送ります。広域連携GCF(注)の仕組みを活用し、帰省自粛中の学生を対象に支援物資を届ける事業を展開する自治体を1つの特設サイトでまとめて紹介し、各事業に関する情報を発信することで、より多くの支援を呼びかけます。

現在、帰省自粛している学生の中には、新型コロナウイルスの影響によるオンラインでの授業やサークルの自粛など友達との交流機会が減っているだけでなく、アルバイトなどの収入も減少しており、精神的なサポートに加えて、経済的な支援も必要としています。

ふるさと納税の制度は、地方で生まれ、その自治体から医療や教育など様々な住民サービスを受けて育った人が、進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税することで生じる地方と都会の税収の格差を是正する目的で創設されました。また、最近では、ふるさと納税の寄付金を中高生の教育に活用するクラウドファンディングのプロジェクトや、中高校生がふるさと納税のお礼の品の開発に関わる(https://www.trustbank.co.jp/newsroom/newsrelease/press397/)など、多くの自治体が若者の人口流出を解決する一つの方法として、学生に関わるふるさと納税の取り組みを実施しています。

 今回のプロジェクトでは、寄付者は、生まれ育ったまたは応援したい地域に寄付をすることで同じ出身地の学生を支援することができ、自治体は、地元を離れたその地域出身の学生に対して、特産品など地域の品々や支援者の温かい想いを届けることで学生が“地元愛”を深めるきっかけをつくります。さらに、寄付者と学生が“ふるさと”に思いを馳せる機会や自治体との繋がりを持つことで再び地元に戻ってくるUターン人口の増加を目指します。

 GCFは、お礼の品ではなく“使い道”から寄付を募るふるさと納税のクラウドファンディングです。自治体は地域課題と解決策を広く発信し、共感を得ることで寄付を集めます。一方、寄付者は地域支援の想いで寄付をするため、交流・関係人口にもつながる仕組みとして注目されています。プロジェクト数も年々増えており、2019年6月の制度改正でGCFへの関心はさらに高まっています。

(注)広域連携ガバメントクラウドファンディング(「広域連携GCF」)は、従来の「GCF」の進化版で、同じ課題を持つ複数自治体が連携できるスキーム。これまで自治体は各々が抱える課題の解決のために「GCF」を活用してきましたが、「広域連携GCF」の仕組みでは、同じ課題を持つ複数自治体が一つの目的に向かって連携することで、日本が抱える課題の解決を目指します。

□■ プロジェクトの概要 ■□
◆プロジェクト名: 帰省困難学生支援プロジェクト
◆プロジェクト開始日: 2020年12月8日(火)
◆参加自治体/プロジェクト名(URL):
山口県田布施町 / 【ふるさとたぶせ便 第2弾】 がんばる学生を応援したい!! (https://www.furusato-tax.jp/gcf/1136)
鳥取県大山町 /【コロナに負けるな!】新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた大山町出身学生に「がんばろう!学生応援大山便」を送ります(https://www.furusato-tax.jp/gcf/999)
◆プロジェクトURL: https://www.furusato-tax.jp/gcf/lp/gcf_student_support

ガバメントクラウドファンディング(GCF)とは
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型のふるさと納税の仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄付金と使い道、寄付金を集める期間などを提示して広く資金を調達する。 寄付者は自らの意思で寄付金の使い道を選ぶことができる。2020年10月時点で寄付総81億円を超え、約900プロジェクトが実施された。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。
※ガバメントクラウドファンディング及びGCFは、株式会社トラストバンクの登録商標です。
※「ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディング」サイト:https://www.furusato-tax.jp/gcf/

株式会社トラストバンク
2012年4月設立。同年9月ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を開設。月間最大2億PV超(2019年12月)、契約自治体1,570団体超(2020年10月)、お礼の品登録数30万点超(2020年10月)を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長。2013年9月「ガバメントクラウドファンディング® (GCF®)」を開始。 2014年9月「災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国自治体に無償でサービスを提供。

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