2022.10.13

石川県輪島市、京都府宇治市、岡山県備前市とふるさとチョイス、飛鳥クルーズとの連携により、人間国宝の希少な伝統工芸作品を掲載開始

~ 10月13日より「ふるさとチョイス」にて限定公開 ~

石川県輪島市(市長:坂口茂、以下「輪島市」)、京都府宇治市(市長:松村淳子、以下「宇治市」)、岡山県備前市(市長:𠮷村武司、以下「備前市」)と国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川村憲一、以下「トラストバンク」)は本日10月13日、日本が誇る豪華客船「飛鳥Ⅱ」を保有・運航する郵船クルーズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:遠藤 弘之)およびアンカー・シップ・パートナーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:篠田 哲郎)と連携し、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)の作家による希少な伝統工芸作品をお礼の品として「ふるさとチョイス」限定で掲載し、ふるさと納税の寄付の受付を開始します。また、お礼の品の公開に合わせて、特集「伝統の技と美 人間国宝」を公開します。

本企画は、飛鳥クルーズとコラボレーションを実施している公益社団法人 日本工芸会(会長:壬生基博、以下「日本工芸会」)に所属する作家の協力のもと実現しました。特集で紹介する作家の他の作品を含め、飛鳥Ⅱの船内では数多くの伝統工芸作品が展示されています。本企画においては、特集ページにて、沈金・備前焼・木工芸という地域に根付いた伝統工芸の魅力とともに、人間国宝の作家による技・作品への想いなどを併せてご紹介します。

ふるさとチョイスは、全国90%以上となる1,600自治体における事業者・生産者の42万点を超えるお礼の品を掲載しています。地域の品々の魅力を発信することで、地場産業の発展を目指すとともに、寄付者が地域の事業者や生産者を支援・応援できる企画やプロジェクトを積極的に展開しています。

□■「伝統の技と美 人間国宝」掲載作家・お礼の品一覧 ■□

【岡山県備前市】伊勢﨑 淳(重要無形文化財「備前焼」保持者)

品名:人間国宝(備前焼)伊勢﨑淳作「酒呑」(飛鳥クルーズ連携企画「伝統の技と美 人間国宝」特集掲載作品)
寄付金額:370,000円
品詳細URL: https://www.furusato-tax.jp/product/detail/33211/5559697

品名:人間国宝(備前焼)伊勢﨑淳作「角花生」(飛鳥クルーズ連携企画「伝統の技と美 人間国宝」特集掲載作品)
寄付金額:1,850,000円
品詳細URL: https://www.furusato-tax.jp/product/detail/33211/5559696


■伊勢﨑 淳 経歴
1936 岡山県備前市に生まれる
1961 2月、父、兄と共に半地上式穴窯を築窯、初窯を出す。
1966 日本工芸会正会員になる
1993 岡山県文化奨励賞を受賞
1996 山陽新聞賞(文化功労)を受賞
2002 新総理官邸の陶壁を制作
2004 重要無形文化財保持者に認定 岡山県三木記念賞を受賞
2005 岡山県文化賞を受賞
2016 備前焼ミュージアムにモニュメント「窯柱」設置

■伝統の上に新しい表現を
備前焼は、鉄分の多い備前特有の陶土を、釉薬を使わず10日以上かけて焼き締めるという世界にも類を見ない独特の技法で作られる焼き物です。この技法は先人たちの試行錯誤の中で確立され、また時代ごとに作り手たちが革新的な作品を生むことで約800年もの間、途絶えることなく続いてきました。 私も伝統を守りつつも、その伝統の上に少し自分らしいものを付け加えて常に新しい表現を模索しています。備前焼は備前の土の特性を活かした形と色、焼具合が相まって日本的な独自の美を生み出します。 自分の住まいや環境に素晴らしい作品がくることを楽しみながら想像し、ご自身の生活に合った作品やご自分の感性に合った作品を選んでいただけたら幸いです。

【京都府宇治市】村山 明(重要無形文化財「木工芸」保持者)

品名: 人間国宝(木工芸)村山明作 柿緋拭漆文鎮 (かきひふきうるしぶんちん)(飛鳥クルーズとの連携企画「伝統の技と美 人間国宝」特集掲載作品)
寄付金額:352,000円
品詳細URL : https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26204/5561210

品名:人間国宝(木工芸)村山明作 欅拭漆盛器 (けやきふきうるしもりき)(飛鳥クルーズとの連携企画「伝統の技と美 人間国宝」特集掲載作品)
寄付金額:3,152,000円
品詳細URL: https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26204/5561211

■村山 明 経歴
1944 兵庫県に生まれる
1966 京都市立美術大学卒業 黒田辰秋氏に師事
1970 第17回日本伝統工芸展・朝日新聞社賞受賞
1971 日本工芸会正会員
1996 京都府指定無形文化財「木工芸」の保持者に認定
2003 重要無形文化財「木工芸」の保持者に認定
2004 第22回京都府文化賞功労賞受賞
2005 紫綬褒章受章
2014 旭日小綬章受章

■本来的な形態の表現を求めて
日本は、古くより木工の園として栄えてきました。本来の生活の内にはどれだけの木製品があるかわかりません。あまりに馴染んでしまうのでほとんど意識されないままで過ごしてきました。 今、木製品は特別なものとして扱われかけていますが、本来の意識できない物として、今形態とはどういう形なのかを表現してゆきたいと思います。私自身は木工芸の刳り物の技法で、保持者の認定を受けています。立体的な形態とは何かを工芸作品の中に表したいと考えています。 木製品は本来、生活の中に馴染んで「意識できない物」として存在してきました。私は、現代における”本来的な木製品の形態”を表現していきたいと考えています。手で触れてみて、或いは角度を変えて鑑賞することで、作品を体感して頂ければと思います。

【石川県輪島市】山岸 一男(重要無形文化財「沈金」保持者)

品名:沈金日月杯「流水文」(飛鳥クルーズ連携企画「伝統の技と美 人間国宝」特集掲載作品)
寄付金額:735,000円
品詳細URL : https://www.furusato-tax.jp/product/detail/17204/5559585

品名:沈金象嵌螺鈿平棗「深山路」(飛鳥クルーズ連携企画「伝統の技と美 人間国宝」特集掲載作品)
寄付金額:5,500,000円
品詳細URL: https://www.furusato-tax.jp/product/detail/17204/5559586

■山岸 一男 経歴
1954 石川県輪島市に生まれる
1973 福光文次郎氏に師事
1976 第23回日本伝統工芸展初入選
1993 伊勢神宮式年遷宮御神宝製作奉仕
2012 紫綬褒章受章、伊勢神宮式年遷宮御神宝製作奉仕
2017 横浜伊勢山皇大神宮参集殿御柱製作奉仕
2018 重要無形文化財「沈金」の保持者に認定、北國文化賞受賞
2020 金沢港クルーズターミナルモニュメント「玉響」製

■漆で伝統と心を残す
私の住む能登輪島は、北前船文化と塩の文化、塗師文化で栄えてきた、漆の都です。 数百年の伝統とそれを支えた前人(先人)の心を残すべく毎日漆の香りの中で暮らしています。 毎日の散歩の中で能登の自然を感じ、その自然の中から作品の着想を得ます。作品には技術と材料を散りばめます。使う材料によって作品の表情が変わります。個展などでは沈金、漆象嵌、厚貝螺鈿の三本立で発表します。三技法で調和を取れた作品を目標としています。漆に関心を持ってもらうことを願って子供たちに語りかけてゆきたいとも思っています。 毎日の散歩で感じる季節の変化と残ってほしいと願う伝統と自然が私の作品の基本です。ひとつひとつの作品にはそれぞれ物語性があります。私の作品を通じて、少しでも漆に興味を持っていただけたら幸いです。

▼石川県輪島市 ふるさと納税推進室 堀岡 健一郎よりコメント
「まずは今回の企画をご提案並びにこのような素晴らしい機会を頂きました関係各位の皆様方に心より感謝申し上げます。
能登半島の北西部に位置し、様々な歴史や文化が息づいている町・石川県輪島市。この地で幾世代にも渡って受け継がれてきた伝統工芸品が漆器『輪島塗』です。
『堅牢優美』と称される輪島塗は使えば使う程に艶が出る、軽くて丈夫で美しい漆器です。その漆器に美しさ・華やかさを加える装飾技法『沈金』の技術保持者である山岸先生の希少な作品を今回、当市のお礼の品としてお贈りさせていただきます。山岸先生の作品を通して、漆器の美しさ・素晴らしさを感じていただければと存じます。」

▼京都府宇治市 政策戦略課 辻 優貴子よりコメント
「今回の企画で、貴重な伝統工芸品を宇治市の返礼品として取り扱うことができ、うれしく感じております。村山先生の作品を拝見した際、光の当たり方によって様々な表情が見えることに大変驚きました。ぜひお手に取ってご覧いただき、実際に感じていただきたいと思います。また、この特集をきっかけに、より多くの方に宇治市の魅力を知っていただければ幸いです。」

▼岡山県備前市 ふるさと納税課 柴部 実よりコメント
「岡山県の東部に位置し、のどかで丁度いい田舎の備前市。温暖な気候に恵まれ、山の幸、海の幸も豊富。特にこれからは瀬戸内海の恵みいっぱいの牡蠣(カキ)は絶品です。
そんな備前市の伊部(いんべ)地区を中心に発展してきた備前焼。日本遺産として認定された六古窯のひとつで、約800年ものあいだ途切れることなく生み出され続け、多くの方に親しまれている備前焼。この特集で更に多くの皆様がご興味を持ち、備前焼の素晴らしさを再認識していただける場になればと思います。」

▼郵船クルーズ株式会社 執行役員 髙橋 幸男よりコメント
「この度、日本工芸会所属の作家の皆様のご協力により、未来に継承してゆくべき希少な工芸作品を、本企画にてご紹介する運びとなり、たいへん光栄に存じます。今後とも、飛鳥クルーズは日本の本物を伝えるという理念のもと、お客様に心豊かな時間をご提供してまいります。」

▼アンカー・シップ・パートナーズ株式会社 代表取締役社長 篠田 哲郎よりコメント
「この度の特集に際しまして、日本工芸会所属の作家の皆様、関係自治体様、トラストバンク様のご協力に、心より感謝申し上げます。弊社は、日本の『誇り』である伝統文化、特に伝統工芸作品の優れた創造性、芸術性をより多くの方に知って頂けるよう、様々な企画に取り組んでおります。今回の特集を通じ、日本の至美 人間国宝による唯一無二の作品の魅力を皆様に感じて頂けたら幸いです。」

□■ 「ふるさとチョイス×飛鳥クルーズコラボ企画」の概要 ■□

◆特集名: 伝統の技と美 人間国宝
◆特集URL: https://www.furusato-tax.jp/feature/a/living_national_treasure
◆特集公開日:2022年10月13日(木)
◆品数:全6品

株式会社トラストバンク( https://www.trustbank.co.jp/)
ビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」。2012年4月に創業し、同年9月に国内初のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を開設。同サイトのお申し込み可能自治体は全国9割を超す1600自治体超(22年6月)、お礼の品数は42万点超(22年6月)の国内最大のふるさと納税サイトに成長。18年11月東証プライム市場の株式会社チェンジとグループ化し、パブリテック事業に参入。19年9月自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」、20年3月ノーコード電子申請ツール「LoGoフォーム」をリリース。そのほか、地域経済循環を促す地域通貨事業や、再生可能エネルギーの地産地消を進めるエネルギー事業も展開。
※お申し込み可能自治体数No.1(2022年6月時点自社調べ)、お礼の品掲載数No.1(2021年10月JMRO調べ)

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