2020.05.01

三重県多気町とふるさとチョイス、 新型コロナの影響を受ける松阪牛の畜産農家とブランドを守るため、 「松阪牛がつなぐ絆プロジェクト」を開始

~ いまは会えない大切な人に、お礼の品の松阪牛をおすそ分け ~

三重県多気町とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画・運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:川村憲一)は5月1日、ふるさと納税を活用して、新型コロナウイルスの影響を受けている松阪牛の畜産農家とブランドを守るため、寄付者がお礼の品の松阪牛をもらえるとともに、いまは会えない家族や知人などの大切な人にも、お礼の品の松阪牛をおすそ分けできる「松阪牛がつなぐ絆プロジェクト」を開始しました。
本プロジェクトを通じた寄付金は、未来の松阪牛の振興に役立てるため、町内の畜産農家などが松阪牛の子牛を買い入れる補助金に活用します。

1.背景

新型コロナ感染拡大に伴う観光客の急減や外食自粛で飲食店などの和牛の需要が減り、畜産農家や肉事業者が影響を受けています。オリンピックイヤーに出荷される牛は、子牛の値段も高く、今年の出荷数の激減は農家や牛の肥育環境に甚大な被害をもたらしています。
多気町は松阪牛を年間800頭出荷する特定生産地として、ふるさと納税で松阪牛のブランドと畜産農家を守り、さらには、GWの連休などに大切な人に会いに行けない状況だからこそ、松阪牛を人と人をつなぐことに活かしたいと考え、本プロジェクトを実施することとなりました。全国からいただいた寄付金は、松阪牛の振興(子牛の導入補助金)に使うことで、農家が松阪牛の肥育を続けられるよう支援し、ふるさと納税をコロナの先を見据えた地域の未来への投資として活用します。

「松阪牛でつながる絆プロジェクト」「松阪牛でつながる絆プロジェクト」

2.仕組み

本プロジェクトは、お礼の品の松阪牛を寄付者が受け取ると同時に、いまは会えない大切な人にもおすそ分けできる仕組みです。新型コロナの影響を受ける松阪牛の支援にもつながります。お礼の品は、松阪牛の生産・販売を手掛ける瀬古食品に協力していただき、同社の「新型コロナによる需要低下で出荷できない牛たちを少しでも食卓に届け、全国の方の笑顔につなげたい」との想いから、これまで寄付額1万円だった松阪牛の切り落とし400g(400g×1パック)を、5月1日から800g(同2パック)に増やすことになりました(※寄付額の3割以内)。
寄付者は、ふるさとチョイスで対象の松阪牛を選び、松阪牛をおすそ分けしたい相手の情報を入力すると、瀬古食品から寄付者と相手の双方に松阪牛(各400g)が届きます。お礼の品を贈る相手は、離れて暮らす家族や知人、お知り合いの医療従事者の方、福祉施設など、寄付者の意向を踏まえてお届けします。
寄付金は、多気町の畜産農家に対する松阪牛の子牛の買い入れ補助金(1頭あたり2万円)に活用します。

3.ふるさとチョイス×JA共同キャンペーンについて

トラストバンクは5月1日、ふるさと納税で新型コロナの被害を受けている第一次産業の生産者を支援する第一弾のキャンペーンとして、「ふるさとチョイス×JAグループ共同企画 国産牛生産者をふるさと納税で応援!国産和牛プレゼントキャンペーン!」を開始しました。日本を代表する“和牛”の生産者を応援するため、ふるさとチョイスで対象のお礼の品を選んで寄付すると、抽選で1,000名に国産和牛が当たります。
本プロジェクトの多気町の松阪牛も対象となるため、ふるさと納税で困っている生産者の支援につながるとともに、寄付者や寄付者の大切な人が改めて国産牛の魅力を知るきっかけになることを期待します。

特設ページ:https://www.furusato-tax.jp/feature/a/campaign_corona-virus

□■ 「松阪牛でつながる絆プロジェクト」の概要 ■□

  • ◆品名:離れて暮らす大切な人と松阪牛切り落とし(400kg×2)でつながる絆
  • ◆事業者:瀬古食品有限会社(三重県松阪市)
  • ◆寄付額:1万円~
  • ◆プロジェクト開始:2020年5月1日(金)
    (新型コロナの状況を踏まえて終了日を判断)
  • ◆申し込みサイト:ふるさとチョイス限定
  • ◆ページURL:https://www.furusato-tax.jp/feature/detail/24441/5535
品名「離れて暮らす大切な人と松阪牛切り落とし(400kg×2)でつながる絆」品名「離れて暮らす大切な人と松阪牛切り落とし(400kg×2)でつながる絆」

多気町 久保 行央町長のコメント

「多気町でも、他県や他市町の例にもれず、飲食店をはじめとした様々な産業に新型コロナによる顕著な影響が出ています。多気町の誇る松阪牛も、都市圏の飲食店の休業や、オリンピック延期の影響により急激に需要が低下し、出荷できない牛農家は、肥育のための費用がかさむばかりか、長期肥育により出荷できずにそのまま死んでしまうリスクに直面しています。おいしいと喜んでももらうために大事に育ててきた牛が出荷できないことは、損失はもちろん農家のみなさんの心にも大きなダメージを与えています。
そんな中、瀬古食品様からこのようなお申し出をいただきました。せっかくいつもより多くのお肉を提供いただけるなら、外出自粛でGWに会えなかった方や遠くに住む大切な方に送っていただき、多気町の誇る松阪牛をより多くのみなさまに味わっていただき、コロナを吹き飛ばす日本中の元気に貢献出来たらと考えております。また、終息したあかつきには松阪地域へお越しください。おなか一杯松阪牛を食べていただくために事業者の方や農家の方と頑張ります!皆さま大変だとは思いますが、みんなで乗り越えましょう!」

瀬古食品 瀬古 守伸 営業本部長のコメント

「牛の肥育や精肉店の他に、飲食店も経営していますが、3月の来店数は見込みの半数に。緊急事態宣言発表後にさらに来店数は減り、現在は一切予約が入っておりません。正直、ここまで影響が出たのは初めてです。取引額は半額にまで落ち込み、適正の時期に出荷できず困っています。しかし、こんな状況だからできることがあるはず、世界に誇る松阪牛で全国を少しでも笑顔に出来たらと多気町さんへ肉の倍増を提案させていただきました。当初は、お肉を倍増する企画でしたが、多気町さんへ提案したところお肉と一緒に弊社の心意気をきちんと伝えたいとおっしゃっていただき、今回の企画に至りました。コロナの影響で会えなくなった人や普段会えない人同士の絆を松阪牛がつなぐことができたら、こんなにうれしいことはございません。」」

多気町肉牛共進会の生産者の皆さん多気町肉牛共進会の生産者の皆さん

株式会社トラストバンクについて

2012年4月設立。2012年9月、ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を開設。同サイトは、約2億の月間PV数(2019年12月)、契約自治体約1,500自治体超(2020年4月)、お礼の品登録数23万点超(2020年4月)を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長。2013年9月、ふるさと納税の制度を活用したプロジェクト型課題解決支援「ガバメントクラウドファンディング®」をスタート。2014年9月には災害時にふるさと納税の寄付金を被災地に届ける「ふるさとチョイス災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国の自治体に無償でプラットフォームを提供。


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