地域のためになる活動を
仕組み化できるオンリーワン企業

前田 功輔

部長

エネルギー事業部

東京都 渋谷区出身

大学卒業後、大手通信会社に入社。携帯電話への興味を深め、モバイル広告のベンチャーに就職した後、大手商社への転職。その後、独立・複業という形である企業の子会社経営に参画することに。地方の中小企業と仕事するなかで、感じた疑問からトラストバンクへの入社を決める。地域エネルギー事業を立ち上げ、現職。

地域のためになる活動を
仕組み化できるオンリーワン企業

前田 功輔

部長

エネルギー事業部

東京都 渋谷区出身

大学卒業後、大手通信会社に入社。携帯電話への興味を深め、モバイル広告のベンチャーに就職した後、大手商社への転職。その後、独立・複業という形である企業の子会社経営に参画することに。地方の中小企業と仕事するなかで、感じた疑問からトラストバンクへの入社を決める。地域エネルギー事業を立ち上げ、現職。

営業・コンサルティング

首都圏から地方へお金の流れをつくるには?

トラストバンクに入社するまで、大手通信会社、モバイルベンチャー、大手商社とさまざまな仕事を経てきました。当時から感じていたのは、首都圏と地方の間にある圧倒的な情報格差。東京のコンサルティング会社が地方の企業に出向いて、新たな情報やシステムを提供して利益を得る。こうした構図はよくあるものですが、私自身もそうした仕事に取り組んでいました。

しかしある日、九州にある小売業の経営者から「君たちには感謝しているけれど、うちの売上としてあがった分が、君たちの収益になって東京に還流している。その事実は理解しておいてほしい」と言われたんです。地方企業を元気づけていると思っていたのに、そうではない一面がある。その言葉がずっと心に引っかかっていて、首都圏から地方にお金の流れをつくる仕組みに関心を持ちました。そして出会ったのが、トラストバンクです。

現地の人と話し、働くことで、本当に解決すべき課題がみえてくる

入社後すぐに手を挙げ、自治体に出向しました。ふるさと納税額で日本一になったこともある、長崎県平戸市の企画財政課です。まずはふるさと納税の仕組みをじっくり勉強しよう、くらいの気持ちででかけたのですが、現地で職員の方や住民の方と関わるなかで、自治体が抱える悩みを身をもって知りました。これは平戸市に限りませんが、例えば、ふるさと納税による寄付金をたくさん集めても、それだけの規模の使いみちが明確になっていなかったり、自由に使えないといったことも悩みのひとつです。これは自治体内部にとって思った以上に難しい問題なんです。トラストバンクは一貫して「ふるさと納税は税の使い先を自分で選択する仕組み」という考え方を持っていますので、今では自治体が特定の課題解決のために寄付を募るガバメントクラウドファンディング®(GCF®)の活用を強化しています。

GCF事業のなかでもより明確なのは、ふるさと納税による災害支援寄付です。印象に残っているのは「平成29年九州北部豪雨」のときのこと。当時はまだ平戸市に出向中でしたが、被害のあった福岡の朝倉に行って、職員ボランティアとして片付けをしながら、さまざまな方と話をしました。そのとき耳にしたのが「豪雨で川に流れ着いた流木を、災害モニュメントとしてキーホルダーに加工し、寄付のお礼の品にできないか」というアイデアでした。取り除いた流木の使いみちになると同時に、災害で育てる農作物を失った農家さんの仕事に繋がる。寄付してくださる人の思いが確かな力に変わる!という実感は「ふるさと納税がつくる影響範囲の広さ」を強く実感させてくれました。

トラストバンクはITの会社ですが、現場に出向いて人々と言葉を交わし、本当に必要なことを実感してくることも大切にしています。双方をバランスよく取り組む姿勢も「トラストバンクらしさ」だと感じています。

地方の自立に不可欠なお金の流出を防ぐ、次に取り組むのはエネルギー分野

ふるさと納税によって首都圏から地方におカネの流れをつくる道筋はつきました。しかし、そのお金をマチで循環させる課題が残っています。地域から地域外へと流出しているお金のなかで、一番占める割合が大きいのが「通信費」、その次が電気代やガス代などの「エネルギー費」です。ならば、大きな割合を占める部分を自治体内でまかない、循環させたらいいのではないか? そんな仮説をもって社内の新規事業の公募に臨みました。そして始まったのが、現在取り組む地域エネルギー事業です。

トラストバンクがなぜエネルギー分野に?と不思議に思う方もいるかもしれませんが、「地域×エネルギー」という視点で、ボランティアでも、利益優先でもなく、地域のための活動を仕組み化できている企業は見当たりません。エネルギー業界に専門会社は数多くありますが、ここはトラストバンクがやらなくてはならない領域だと考えました。私自身エネルギーの専門家ではありませんが、「エネルギーの地産地消」というテーマを引いて発信や活動をしていると「面白いこと言ってるな」と声をかけてくれたり、徐々に周囲の反応が変わってくる手応えも感じています。この辺りはゼロイチで始める大変さであり、やりがいともいえます。

エネルギーに限らず、地域の課題はまだまだ山積しています。そうした課題に対し私たちができることはたくさんあります。トラストバンクは「地域のためになりたい」という理念のもと、実際に考え、形にしたいと動き出せば、必ず応援してくれる会社です。ですから、成し遂げたい思いがある人にとっては、オンリーワン企業だと言えるのではないでしょうか。

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